ジョン・レノンに名曲 " Strawberry Fields Forever "をかくインスピレーションを与えたという場所を訪ねました。
ストロベリー・フィールズとは、こころの力を護る場所・・・。
![]() |
開いていたストロベリー・フィールズへの門 |
ジョン・レノンが幼少期に暮らしたミミ伯母さんの家は、他のメンバーと比べると比較的立派な家だったそうです。
でも、ジョンの家族生活は決して恵まれたものではありません。海に出て帰ってこない父親。そんな父親と離婚して他の男性との生活を始めた母親からも幼くして別れ、ジョンは叔母さんに引き取られて暮らしています。
ジョンが10代の頃には、ミミ叔母さんの夫であり父親がわりだったジョージ叔父さんが旅立ってしまいます。母親を慕って近所にあった母の家で異父妹たちと過ごしたりするものの、その母もジョンの暮らす叔母さんの家の前で車にひかれて亡くなってしまいます。
普通に考えると、かなりトラウマティックな幼少期です。
過酷な現実とは、時に人から夢や希望を奪いさってしまうことがあります。これが「現実に打ちのめされた状況」というものー。
次々と起こった大切な人たちとの葛藤や別離の中、このストロベリー・フィールズ(苺の原っぱ)の静かな役割に深い力を感じます。
当時、ストロベリー・フィールズの中には、Salvation Armyによる女子孤児院があり、近所に住んでいたジョンは友達と一日中その自然の中を駆け回ったり、木に登ったり、空想に浸ったりしていたそうです。
静かで平和で子どもたちが安心して自由に身体を動かして遊べる場所であるストロベリー・フィールズの役割、それは現実からこころの力を護ることではなかったかと。その後もここはジョン・レノンの中では特別な位置を占めていたようです。
なんと、すてきなセラピスト。
ふと、普段は閉まっているストロベリー・フィールズへ続く「苺色の門」がこの日は開いていたことに気がつきました・・・。
Let me take you down, cos I'm going to Strawberry Fields
一緒にストロベリーフィールズへ行こうよ
Nothing is real and nothing to get hung about
何も実在しない、何も心配することもない、自由なんだ
Strawberry Fields forever
ストロベリーフィールズ、永遠に
(和訳 by YK)
(和訳 by YK)