2018年8月3日金曜日

大賀ハス


7月はじめに、日本の友人が「花の命が輝いている」と送ってくれました。
あまりに美しくてみとれてしまいました・・・。




きれいな水ではなく、泥水の中から生じて美しく清らかに咲くハス。
言語では伝えきれないものが伝わってきます。

デスクトップに保存して、今もたまに眺めています・・・。


2018年8月2日木曜日

SomaticExperiencingのワークショップ

アメリカからソマティック・エクスペリエンスシング(SE)のマギー・クライン(Maggie Klien)さんがロンドンを訪れるということで、3日間のワークショップに行ってきました。




ウンセリングには、対話による療法、箱庭・絵画といったイメージによる療法のほかに、身体感覚に働きかける療法があります。現在、トラウマ軽減のための身体心理療法が数多く開発されていますが、SEもそのひとつです。

アメリカのPeter Levine博士によって開発されたSEの理論背景にはかなり納得いくものがあります。こころの問題とだけされていたトラウマを神経系統に蓄積された余剰エネルギーの反応と捉え、その身体状態を通してトラウマを解放していこうとする治療法です。

余談ですが、SEを通して私の中である再会をしました。数年前にSEのIntroductoryコースを受けた時にPeter Levineの本、"Walking the Tiger: Healing Trauma"を読んだのですが、その本は邦訳もされていて、その訳者でSEを日本に紹介されたのが藤原千枝子さん。はじめはわからなかったのですが、大学院の時にサンフランシスコでインターン先が一緒だった”Chieko-San" でした。

大学院も別々で、インターンが一緒だったのは、ほんの数ヶ月だけのことだったような気がしますが、私は航空会社を辞め、彼女は新聞社を辞め、という話をした記憶が戻ってきました。30代独身で卒業後の経済プレッシャーにもさらされていた私は、Chiekoさんを理解して応援してくれるご主人が日本にいることを非常〜にうらやましく思ったことも(笑)

さて、話は戻り、マギーがもう10年ほど前に書いた子ども用にアートや遊びにSE理論を入れ込んだ本 "Trauma-proofing your kids" 、私も長い間本棚に持っていてたまに取り出しては取り入れています。なので、初めて会うマギーをなんとなく昔から知っていたような気持ちでいました。と、お茶タイムに彼女がよってきて、

「あなた、どこかで会ったことがあるように思うんだけれど。本当に初めて?私、あなたのこと知ってるように思うの」と。

う〜ん、そう言われても会ったことないです・・・。スクールサイコロジストでもあった彼女は、現在、SEの視点から学校システムの変革についての本を書いているのだとか。はい、それ必要だと思います・・・笑。学校は、子供たちだけでなく先生方もいろんな要求にさらされていて大変です。 

夢の中で会ってそんな話をしたのだろうか(?)

私は、子どものセラピーだけしているわけではありませんが、この日は「子どもとトラウマ」というキーワードをもとに、カウンセラー、学校の先生、小児科医といったいろんな仕事の人たちが集まっていました。

ワークショップ2日目、アメリカで子どもたちが銃の犠牲になる事件がおこり、心を痛めたマギーに「ここに集まっているみなさんは、子どもたちのGuardian(護り人)なので、一緒にしばらくその子たちのことを静かに胸に抱いてほしい」と語りかけられ目を閉じました。

どんなに怖かっただろう・・・朝元気に家をでた子どもが帰ってこなかった家族の気持ち・・・。そして、銃を使ってしまった人の中の子どももまた助けが必要だったのだと。

涙がでました。


Merry Christmas 2018

毎年、クリスマスの時期は願わくば雪が降って欲しい・・・と思ってしまいます。 12月の初めに、1週間研修でロンドンに滞在していました。 夜しかゆっくり街を見られなかったのですが、イルミネーションもお店の飾り付けも本当に華やかできれいでした。 それに比...